由香里立つ!
わははは・・松本は嬉しかった。競翔鳩と言う趣味の世界から、色んな人間関係が出来る。人生とは出会いの連続。通り過ぎる人波も、偶然と言うほんの一瞬の出来事、その中から立ち止まって話をする・・近所に住んでいても話等する機会も無く、そこから生まれる縁と言う言葉にも、ただ人生の中では無縁で、風と同じ、吹き抜けるだけの存在。予定した時間はあっと言う間に過ぎて行く。至福の時間とて、それは宇宙と言う歴史の中で、ただの一瞬でしか無いのだから・・だから・・こそ!人はその短い一生の中で何を成すべきか、自分の命の燃焼出来る与えられた時間の中で、どう生きるべきか・・思考する所に明日が待っている・・。
沢木は、最後にパーティーの締めくくりとして、こう言った。
「さて・・皆さん。本日は感動的な1日でした。これは偏に日頃から白城を中心としてお集まり下さった皆さん、縁あって佐々木家と繋がりあった皆さんの暖かいご声援と、ご厚誼の賜物です。私達は、常に人として、誰かの支えがあり、今日があります。誰かを支える所にそこから信頼が生まれ、繋がりが出来ます。どうか、この白城に今後もご厚情を賜りますと共に、一生懸命前を向いて頑張っている由香里ちゃん、勇次君にどうか、もう一度暖かい頑張れの拍手をお願い致します」
わあっ!ぱちぱちぱち・・大きな拍手が沸いた。
沢木が拍手が収まると、又マイクを握った。




