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由香里立つ!
「由香里ちゃん、背高かったんじゃのう・何センチ?」
聞いたのは、ター君。彼は背が低くて160センチであるが、
「うち、165センチかな・・多分。未だ測っとらんのよ」
すらっと伸びた足。ミニスカート姿。由香里の目線はこれまでと違う位置にある。少しどきまぎする若い連中。ヒデ君はさっきまで泣いていたが、
「良かったの、ほんま良かったの、由香里」
又涙ぐむ。
「何なあ、何時からそなん泣き虫になったんよ、ヒデ君。泣かんで、ほら」
由香里のすこぶる明るい様子に、さっきから黙っていたイクちゃんも、
「由香里ちゃん、これから目標は?」
由香里が満面の笑顔。若い子が又ドキッとした。眩い顔だった。
「うち・・うち、これから未だ時間掛かるじゃろきんど、半日歩けたら、今度は一日歩けるようじっくりやって行く。目標はな、ボストンマラソンに出る事!」
「うわあ、大きい夢じゃのう、由香里ちゃん」
どっと若い子が盛り上がった・・・




