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由香里と勇次

「もう三十年、この世界からは遠ざかっとります」


 香月が少し鎌足さんとの繋がり、新川さんとの繋がりを説明すると、改めて佐川が、


「あの・・鎌足師匠が唯一、天才競翔家と当時認められていた沢木さんでしたか・・実は、鎌足さんが本当に夜風系を継がせたかったのは、沢木さんだったと聞いております。」

「ふふ・・でも、佐川さん、鎌足さんは知っとったんですわ。何かが足りん、当時の夜風系には。そやきんど、当時は現役ばりばりの鎌足さんにとっては、到底わしからの血統改良提案を受け入れられる状況では無かった訳です。それだけ、わしと言う競翔家は、実績も何もその時無かった。そやきん、自分がそのライバルになったら、聞いて貰えると思うたんです。わしはね、その手段として新川さんの所から勢山系を導入したんです。そんな考えがあったきん、神さんはわしに罰を与えた。わしはね、すずらん号を事故で失って初めて思うたんです。わしは、これ以上この世界に居ったらあかん、悉く鳩を潰してしまうかも知れんと・・又競翔人生でこれ以上の競翔鳩は手に出来んと思うたんです」

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