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由香里立つ!

 二人に短い言葉を送ると、談笑している美里達の前に戻って来る沢木。

 そして、パーティーの食事も整い、徐々にメンバーが集まった。由香里は奥の部屋に・・美里と勇次と共に入った。


「おめでとう御座います!洋司さん」


 口々に、入店と同時に招待客が声を掛ける。午後1時半になって招待客全員が集まり、沢木が集まった者一人、一人に挨拶。和子、環、未優も座り、正面のピアノを置く小ステージに洋司が立つ。

 司会等慣れない洋司が、メモを見ながら挨拶をすると、大きな拍手。長年勤めた会社を辞め、どうにか喫茶店経営に目処が立った所だった。洋司の人柄は常連を作り、又競翔関係者にはこれ以上無い集まりの場。沢木が常にアドバイス的役割を担い、こちらで仕事している間は、しょっちゅう顔を見せてくれる。又旧釣り仲間も洋司を慕い、顔を出す。何と言っても、料理が美味く、コーヒーも素晴らしい。これで客が集まらぬ訳が無い。

 そして、沢木が洋司に代わり正面に。こう言う場は流石に環の父親。淀み無く、奇矯無く、見事な司会で、スポットライトが当たる・・その証明係の役目はヤマチューが・・

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