由香里立つ!
そんな長話の朝、それから一家は着替えを済ませ、パーティーが始まる午後2時より前に、佐々木一家の前に。勇次が既に昨夜から戻っていて、感激の再会を果たしていた。三島一家もそこに姿を見せている。
背が伸び、自信からか、明るく元気の良い勇次の様子に、環も、由香里も嬉しそうに話題の花が咲く。
そして、美里も早い時間に到着。今回は店内の人数の関係で、一人で来県。とりが空港まで迎えに行っていたのだ。
「わあ!・・由香里さん?おめでとう!良かったわね、本当に良かったわね」
再び感激して泣く由香里に、優しく美里はその体を抱いた。勇次も側に。
沢木が、美里到着により、部室にとり、環を呼んだ。
「何かのう・・ここまでは、考えとった以上に全て順調に来た。当然由香里ちゃんの手術については、最悪の事態じゃって有り得た。そやきんど、この導きは、きっと眼に見えん何かの力・・わしは、無宗教、無政党・・特定の哲学には与せん人間。じゃきんど、何か大きな力を感じるわ。まあ・・ほなん事は今さておいて・・ 二人に言うときたい言葉がある。人間は、誰しも疑いを持つもんじゃ。疑心暗鬼は生きとる限り生まれる。人間は、不完全なもんじゃ、そやきん、絶えず努力をする。 どなな時も、これから先困難に出会うても、互いを信じる・・それを守れ。その気持ちを大事にせえ・・わしが言いたいんはそれだけじゃ」
「はい!」




