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由香里立つ!

 そう言う会話中に、未優が起きて来る。


「ふぁ・・眠う・・あれ?とりさん」


 未優は、開店前の店の準備を手伝う為に、階下に下りて来たのだ。


「あら、未優ちゃん、おばちゃんがやるきん、ゆっくり休んどってくれたらええのに」

「うちね、前はいっちょも自分でご飯やか作った事無いんよ。ほんでもね、広島行ってから、色々覚えて今は自炊しよるんよ、手伝わさせてつか、ふふ」

「未優ちゃん・・何か変わったのう・・」


 とりが言うと、


「ありゃ、お兄さんにほなん言われてしもた・ふふ」


 とりの顔が真っ赤になる。洋司が笑う。八重子も笑った。未優には人間的な巾が出来て来た。


「あ、由香里もうすぐ降りて来るよ、待っちょってな、お兄さん」


 重ねて未優が笑いながら言う。

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