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由香里立つ!
それは、簡素だが、川滝との心温まる交流、沢木との関係、松本との出会い・・短い中に、深く交流して来た内容が詰まっていた。沢木が、
「ようまとめたのう・・文才あるわ、由香里ちゃん」
未優が見た。原稿を閉じると、それを一言一句間違わずに暗誦した。その朗読は、間の取り方、感情の移入・・心を打つもので、全員が又泣いた。幾ら泣いても構わない。人は嬉しい時、悲しい時、感動した時、もっともっとその心を表現すべきなのだ。号泣でも構わない。何を恥じる事があるものか、人間だから表現出きる、素晴らしい心の現実化なのである。
由香里が、
「じゅんおっちゃん・・あのアルバム、皆に見せてもかまへんな?」
「あ・・おう・・構わんきんど」
アルバムについては由香里の他は、環と、香月しか見せて居なかった。
由香里が開いたページに息を呑む、洋司、八重子そして未優・・




