由香里立つ!
4人が事務所に座った。木工館の話は順調に進み、HZKのイメージアップに繋がっていると橋田は絶賛する。そして、次に沢木の知らない間に急速に話が進み出そうとしていたのは、KS食研㈱と、佐伯ゴルフ振興㈱が、外食産業を立ち上げるのにあたり、このHZKにも乗らないかと言う大きなプロジェクトであった。沢木は全くそんな話等聞いて居なかった。佐伯は、甲斐田との関係と、沢木と言う人脈を利用して、HZKに提案し、瞬く間に自分の経営するゴルフ場のレストランと共に、外食産業へ乗り出して来たのである。
「いやあ、沢木さんは、甲斐田さんも、佐伯さんもお知り合い。この話は決してHZKにとって損な話では無いです」
沢木には、少し違和感があった。確かにKS食研㈱の甲斐田にとって、佐伯ゴルフ振興㈱と組む話は有効であろう。又、HZKとの連携も悪くは無い。しかし、佐伯ゴルフ振興㈱とHZKはどうだ?そんなに利益に結び付く話では無い。橋田は、こう考えた。そこへ、HZKが建つ全国店舗周辺にショッピングセンターを作り、消費者を呼び込もうと言う計画だ。その為の外食産業への出資は、大きなプラスだと。佐久間もそれには、同感のようで・・この場は、短期間で豹変した橋田の沢木に対する態度が見えた・・。




