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由香里立つ!

「はい・・定期的にステロイドの注射受けとんです」

「お前は、親孝行で、お袋さんの面倒良う見とる。なかなか時間の掛かる病気じゃきんどの、わしも、その道の権威言われる医者探して来た。来月高松来るきん、診て貰うか?」

「えっ!ほんまですか、有難う御座います、社長!」


 又ヤマチューが泣いた。

 未優が、


「優しいね、ヤマチュー君・・ええ子じゃあ」


 側で環が、


「そやきん、一つしか違わんちゅうとんの。まあ、ええ子じゃわ、じゃきん親父と一緒にやれるんよ。半端な人間なら、まず勤まらんきんな」

「真っ直ぐな子はええわ。透けて見えるきん、心が。あの子・・言うたら失礼じゃきんど、うちもちょびっとは、人見えるようになった」


 沢木と環は微笑んだ。

 由香里が、ヤマチューに言った言葉が少し印象的だった。

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