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由香里立つ!
未優が、
「御免なさい。何かもっと年下に見えたきん、可愛いなと思うて、ふふ」
ヤマチューの顔が赤くなる。可愛いなんて女性から言われるなんて初めての事だ。
沢木が笑っている。
そして、由香里の好きな10月の花、コスモスを持った未優が、ドアをノックする。ヤマチューは胸が張り裂けそうになった。声が聞こえる。沢木は、もううるうる眼になっている。
「はい・どうぞ」
ドアを開けた・・そこにスカート姿の由香里が立っている。
「由香里!わああ、由香里い・・」
未優が飛びついた。ヤマチューも泣く、沢木は肩を震わせている。
環が、
「良う、頑張ったよ、由香里を誉めてやってつか」
「おう・・良う頑張った、頑張ったのう、偉いど、由香里ちゃん」
由香里が、沢木に飛びつき声を上げて泣いた。




