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由香里立つ!

 そんな多忙な日々の中、沢木はHZK新役員会に出席していた。既に新川常務の姿は無い。羽崎名誉会長の姿はあっても、発言権は無かった。

 佐久間が会議の開催を告げると、新専務取締役となった橋田が就任の挨拶。今回の役員会には欠席者は一人も居なかった。全員出席を義務つけたからだ。本来の役員会とはこうあるべきもの・・確かに今までのHZKは、少しルーズな面はあった。橋田の言う所は尤も。橋田は初顔合わせだからと、面識の無い役員に自己紹介を求めた。沢木も立ち上がった。橋田の眼が光る。しかし、沢木は全員が仰天するような事をここで述べたのだった。


「沢木です。沢木 純と申します。自身は、インテリアコーディネーターとして、店を構え、幾つか他の事業にも手を出しとります。皆さんもご存知のように、HZKは全国展開を果たし、今地域活性と言う新なプロジェクトに取り組み、ベンチャー企業を支援しとります。ただ、ベンチャー企業への投資額が余りにも少ないのが、現実ではありますが・・これは他の大手企業、商社等もどんどん若手を育成し、社内ベンチャー等を立ち上げ、企業内の活性化にも役立てておりますが、残念ながら未だ若いHZKには、外部に今は眼を向けるだけで、そこまでのスタンスには届いておりません。私自ら手掛けたベンチャー企業の売り上げとしまして、浜田印刷所が、現在立ち上げて間も無いですきんど、見込まれる年商1億5千万円。石川デザインスタッフが、年商2億円。ベンチャーとは言うても、既存の企業に肩入れするだけの真なる投資では無いちゅう事ですね、それだけ、思い切った投資が出来る環境にHZKは現在無いちゅう事です」

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