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新たな動き

 頷く沢木。色んな問題が、又周囲に起きて来そうな雰囲気であった。

 甲斐田には、深夜になってやっと連絡がついた。沢木の自宅に掛かって来る。

 美香の就職の件は快諾してくれたが、彼女が望んでいるのは、沢木の事務所。なら、そこで雇ったらどうだ?と言う凄くシンプルな答え。しかし、今や日の出の勢いで伸びる佐伯ゴルフ振興㈱。こんな小会社に?言うと甲斐田が笑う。何を言う、天下のHZKの役員である沢木の会社に何の不足がある。それでもあかんのじゃったら、わしが引き受けると言うものだった。

 沢木は決心する。そして、佐伯に電話した。こちらも日本全国を飛び回る超多忙人、新潟に居るとの情報でやっと連絡がついた。

 佐伯は、少し驚いたが、間を開いて、


「ほな、沢木さんとこでお願いします。他ならぬHZKさんとこなら、私の方からお願いするのが筋ちゅうもんですきんね」


 佐伯も、やはりHZKの看板で、沢木事務所の就職を了解したのだった。

 ようやく決まって、美香が来春から沢木の事務所に。彼女は、それから今度は積極的に頻繁に訪れるようになる。仕事を早く覚えたい為で、彼女なりに純粋ではあったが、花山と言う今までの事務員が、面白く無い顔をし出した。こんな日々で、あっと言う間にパーティまで日数も迫って来る。

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