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新たな動き
笑いながらも沢木はどうしたもんかと考えた。小さいながらも、現在の沢木インテリアショップは、かなりの受注を、時代背景もあってこなしている。仕事は充分にある。しかし、佐伯勇太郎がそんな事を認めるのだろうか、そこに甲斐田の顔が浮かんだ。
「美香ちゃんよ、1日待ってくれ。ちょっと考えて見るきん」
美香は、履歴書を置いて行った。それは可愛い丸文字で書かれていた。
「・・どなんするつもりや?沢木」
善さんが聞く。
「甲斐田さんに相談して見ますわ。甲斐田さん預りじゃったら、佐伯さんもそう頭ごなしには断われんじゃろきんね」
「ああ・・成る程のう・・あの美香ちゃんはええ娘さんや。素直で明るうて。何とかしてやってや、頼むわ」




