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由香里立つ!

「驚きです・・その情報だけで、そこまで推理されるとは・・そうです。今更隠したとて仕方の無い事。まして、沢木さんは、きっと気付かれる事でしょう。隻竜号の左眼には、紫竜号が居ます」

「あ・・ほんで、謎が解けた。その本能の成すままに、隻竜号はそこから逃れる事が出来なかったと?」


 磯川はこくんと頷いた。

 隻竜号の内面からふつふつと湧き上がる、得体の知れない闘志。そして、死地を脱出した隻竜号は再び魔の地に導かれて行く。

 そうなる事を予測しながら、磯川は何とか隻竜号を助けたい。その思いから、ぐっと圧し掛かる重圧に耐え、競翔に向わせた。その訓練があったからこそ、黒竜号と共に並翔しながら戻る帰路・・内面からふつふつ湧き上がる村岡鉱山跡地に迎えと言う欲望に耐え、反対に1羽舵を切る。それこそが、又紫竜号と同じ隼の襲撃・・磯川が言う。隻竜号は、非常に知能の高い鳩だったと。どの鳩よりも気高く、理性を持ち・・ただ、運命と言う名において、その身に試練を与えられたと。香月の手術無くば、数年もせずに絶命したであろう、しかし、競翔の世界にあっても、その生は過酷な中にあったのでは・・と。

 沢木は、深く磯川の人格に頭を下げていた。この人が天才と言われる訳は、それ以上の事を聞かなくても理解出来る。又、この人物だからこそ、隻竜号を使翔出来たのであろうと・・。

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