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由香里立つ!

「ええ、何を置いても同じくS工大で執刀を受けた二人です。実の兄弟以上に、この縁は切れませんきんね」

「嬉しい・・私、こう言う招待を受ける事に、無常の喜びを感じます」

「そう、言って下さると、わしもラブ・ピースの一員として、感無量ですわ」


 沢木と美里はがっちり握手を交わした。そして、その足で沢木は、更に磯川の所へ向かった。

 磯川は出かけていたが、30分後、急遽磯川病院に戻って来る。副院長室に慇懃に沢木を迎えた。


「ご活躍・・伺っております。沢木流の使翔法、到底凡人に真似の出来るものではありません。香月君にして、沢木流使翔は読めないと申しております、ふふふ」


 磯川は上機嫌だった。そして、


「あの、お時間頂け無いでしょうか、折角の機会。是非お話を伺いたいのですが」

「そりゃあ願っても無い事ですわ。そやきんど、磯川さんこそ、お忙しいでしょうに」

「いえいえ、都合をつけるのも裁量の一つです。少しは、要領も出来るようになりました」


 ははは・・沢木と磯川は笑った。

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