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由香里立つ!

「誰に似たんかいな、はは・・やっぱり枠には収まらんわ、環は。一生今の仕事続けるつもりですわ。さて・・どなんしたもんか・・」


 善さんが、


「そない言うたかて、もう決まってんねやろ、沢木。お前は環ちゃんを出すちゅうて」

「決めとります。多分・・環は、又こっち戻んて来て、わしが計画しとる、老人介護施設誘致を手伝うつもりで居るんじゃと思うんですわ」

「ほな、尚更喜ばしい事や無いか、沢木。親孝行な娘さんやで・・」


 善さんの顔がぱっと明るくなった。


「きんどね・・善さん、この介護施設誘致ちゅうんは、そなん簡単なもんで無いんですわ。そやきん、環が何年で戻れるか言う保証も無い。とり君には辛い事じゃろ、男として気持ちはよう分かる。娘を大事に思うてくれる優しい、ええ男やきんな、彼は」

「なら、今度の由香里ちゃん退院祝いの席・・とり君と環ちゃんの、婚約パーティも兼ねたらどうや。好き合うとる二人なら、それが、親としての餞やろが?」

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