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由香里立つ!

「ほうな、OKしたんな。ほんなら、うちも今度の休みに自分の事話す」


 それが、とりと環の大きな転機だと言う事は、この電話では分からなかった。

 沢木の鳩時計は、夕刻に松本に預けられ、立話の中で・・

 松本が真っ赤の夕陽を見ながら、こう言った。


「わしゃあ、700キロレースのたんびに、こなんやって夕陽を眺めて来た。そやきんど、ほんのちょっとの事で鳩レースっちゃ、ごろっと変わる言うんをまざまざ感じたわ、昨日は」

「長年開催しよるきん、ほんで人間にとって都合がええきん、又これまで事故も無かったきん言う慣習は、事無かれ主義よ、おいやん。一回の成功で、又それが正しいやらどうやらも分からん。実際誰しも結果論でしかもの言わんじゃろ?ほんで、徹底的にその検証せんじゃろ?全ては結果オーライ言うんが常識世界になるんじゃきん」

「・・是非、山部さんには、理事長になって大改革をして貰わにゃならん」


 沢木はにやっとした。

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