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由香里立つ!

 鉱泉と言う言葉を良く聞くだろうが、ここの地下水は、低冷泉であり、


「地中から湧出する泉水で、多量の固形物質又はガス状物質若しくは特殊の物質を含むか、或いは泉温が泉源周囲の平均気温より常に著しく高温を有するものをい う。鉱泉中、特に治療の目的に供されるものを療養泉とする」


 と言う定義から、鉱泉と言う枠に当てはまる。その湧水量は有望で、甲斐田は、当ても無い所に投資などしない人間。この藍川牧場は、色んな意味での地域興し、そして、観光施設では無く、長い目で見た堅実な道を歩んでいると感じる。これだけの人間が後押しをするのである、藍川も又、それだけの運を持って生まれて来た人間かも知れない。


「牛が来たお陰で、かなり雑草を食べてくれたんで、開墾が進みました」

「そうじゃな、自然農法ちゅうんは当にこの事。後は自給自足で飼育する動物の食をどなん養えるか言う事じゃ。ただ、この地には猪がかなり居る。そこら辺の対策もして行かな、折角育てた作物を食われてしまう事になる。犬も1匹、2匹では番犬の役目をしても、猪には到底番なんぞ出来んきんの」

「はい。その事ですが、牛の放牧をやってますように、電柵が一番かと・・」


 藍川が答えると、沢木も大きく頷いた。

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