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由香里立つ!
「現地は、どんより曇った空、そやきんど、帰路方向には、向かい風が残るきんど、天候が回復して、順調なら、分速1200メートル位は出るちゅうんが、わしの予想ですきんど・・はは」
沢木がにやっと笑う。
「帰舎PM3時半か・・今午後2時前じゃ。ほな、後1時間半もしよったら、戻って来る計算じゃわの?」
「はは・・まあ・・わしの願いですきんね、机上の計算ですわ」
「皆もそなん思いよるきん、競翔関係者は一人もここに居らん訳じゃ。わし以外はの、はは」
「じゅんさんが平然とここで座っとられる言う事は、未だ戻って来る時間では無いちゅう事ですわね」
沢木がふふっと笑った。
「わしが、この店に来たんは、よおちゃん、午後1時半になって無かったろが?」
「その位ですかいね・・さっき見えられたきんね、じゅんさんは」
「わしんとこ・・もう鳩戻んとるぞ。閃竜号をトップに6羽全鳩」
「ええっ!」
冗談が過ぎるのでは?洋司はその言葉をにわかには受入れられ無かった。




