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由香里立つ!

「・・言うとる事はよう分かるど・・。きんど、経営者として必要とされるとなったら、その責任感、使命感は比べようも無い。そやろが?一歩間違うたら、従業員一人であっても、そこに養う家族が居ったら、2人、3人、4人・・それ以上の人の生活を支えないかんちゅう事じゃ。簡単に そなな重いもん背負える程、わしは厳しい生き方をしとらん」


 とりの言う事も環には充分に理解出来た。責任感の非常に強いとりは、仲間からも信頼され、自分もその頼りにされている部分で、率先して動き、面倒見も良い。しかし、経営者になるには、非情さも必要。その非情さには踏み出せない、と、そこで足踏みをしてしまう・・自分を確かにとりは分かっている。しかし、冒険をせよとは、父沢木は決して言っては居ないと思うのだが・・

 環は、これ以上この夜、とりには話さなかった。自分の決心も・・

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