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「あの・・一昨日イクがわしの家に来たんですわ」

「お、イクちゃんが?」

「ええ。実は社長、わし由香里ちゃんの手術・入院の事知っとりました。イクもわしとヒデが知っとるちゅうんを分かっとりました。その上で、わし等は洋司さんから一言も出ん話じゃきん、言うたらいかんと口を閉ざしとりました。この話の出所は勘弁して下さい」

「おう・・想像はつくし、ほなん事は聞かん・・ほんで?」

「わしも、ヒデもイクも由香里ちゃんを好いとります。あの笑顔・・堪らんのです。由香里ちゃんが居るだけで、わしは幸せな気持ちになる。そやきんど、自分自身、二人にとっても、それが好きじゃ言うだけで、恋愛やら何やら分かりません」


 沢木はにやっと笑う。


「正直な奴じゃの、はは。異性を好きになるちゅうんは理屈で無いわ。由香里ちゃん見たいな娘じゃったら、異性に好かれて当然じゃあ」

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