表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1120/3046

転換

「う・・ぐぅ・・」


 イクちゃんは、口を押さえて走り、裸足になったまま境内で嘔吐した。そのショックは自分が思い悩んだこの数ヶ月の全てを覆いつくし、それでも到底受け止められるものでは無かった。沢木が、そのイクちゃんの背中を擦ってやる・・。


「う・・うくく・・くぅ・・」


 自分の愛する女性の体が・・こんな現実を見せられたらそのショックは計り知れないだろう。沢木は、イクちゃんの気持ちを受け止めていた。


「イクちゃんよ。よう考えて見いや?自分と、由香里ちゃん。この現実。そやきんどの・・由香里ちゃんは、自分でもう一回立ち上がる為に両足切断したんじゃ。その上で、今由香里ちゃんは誰とも会いとう無い言うとるし、現実的には会えん環境下にある。わしが言えるんは、ここまでじゃ」


 大きなショックを受けて、項垂れたままイクちゃんは、沢木の車で送られた。

 沢木は、何故こんなショッキングな写真を彼に見せたのだろう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ