表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1115/3046

転換

「あの・・」


 イクちゃんが、少し心配そうな顔と声で、沢木にどこへ行くのか?と、聞こうとするが、沢木は、


「まあ、もうちょっとじゃきん、着いてから」


 着いた所は古寺であった。


「ここ・・」


 イクちゃんが、何でこんな古寺に、自分を沢木が案内して来たのか、皆目検討も着かず、きょろきょろした。苔むした庭、鬱蒼と古木が茂った寺の周囲・・


「まあ、入ろか・・イクちゃん。ちょっとだけ話聞く人が居るきんの」

「え・・はあ・・」


 相貌に光無く、淀んだその眼は充血し、思い悩んで陰に篭った顔であった。

 沢木は、そこで住職を呼ぶ。こんな若者には、住職等と話をする機会も無いだろうし、全くの場違いであるが・・イクちゃんは、従わざるを得ないと諦めた様子。沢木は、じっとそのイクちゃんの様子も見ていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ