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 応対する沢木に、慇懃に頭を下げる佐伯勇太郎・・この人は、後に日本有数の企業家として成功するゴルフ場の経営者であった。佐伯美香は、その長女。少し羽目を外し気味で、学校(短大2年生)も休みがち、友達と飲み歩く事も多いと言う。勇太郎は、迫力のある人物だった。気概に充ち、精力的なオーラが出ていた。


「こななちっぽけな会社に、わざわざ恐れ入ります。たまたま、うちんとこの従業員が通り掛かっただけの話ですきんね、ご丁寧に、有難う御座います」


 佐伯美香は、顔立ちのしっかりした美女だが、どこか暗い部分が見えた。

 沢木は、少し質問する。


「ところで、お嬢さんは絡まれた4人と面識があったんですかいね?警察でも聞かれた思うきんどね」


 勇太郎が答える。美香は黙ったままであった。


「無いんですわ、ほやきんどこれからは、夜にはあんまり盛場には出歩かんように言うとります」

「ほうですか・・まあ、若いお嬢さんやきん、それは、親御さんからしたら、そうですわね」

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