1082/3046
秘めた才能
次の大聖寺400キロレースは、又大変な熱気に包まれていた。沢木は不参加と聞いていたが、この夜は顔を出していて、あちこちで話掛けては雑談を繰り返していた。そして、何時の間にか姿が見えなくなっては居たが・・。
「あら・・じゅん来とった思うたら帰ったんかい・・」
松本が言うと、
「顔だけ出した見たいなで。レースには不参加らしい」
周囲が言う。隣に山部が居た。
「さっきわしに、話掛けて来よった。白川系の事色々言うとったんじゃがなあ・・」
「え?どんな」
すぐ、周囲が耳を傾けた。




