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秘めた才能
沢木は大きく頷き、
「ほれは、飼育が合うた言う事じゃ。1羽は特にええ出来じゃのう・・はは、楽しみじゃわ、今年の秋は、注目する鳩がようけ居る。ほな、わしは秋山君とここれから行く。邪魔したのう」
秋山は、丁度出張から戻った所で、家に居るとの話で夕方になり訪問した。沢木が秋山の鳩舎を見るのは初めての事だが、大きな門構えの家の裏に、又立派な鳩舎が建っていた。その立地条件、造り・・
秋山が待っていた。沢木に自分の鳩を見て貰える事は、今後の飼育においても非常に参考になる。それは歓迎であった。どんな意図があって、沢木が接して来たのかは分からないが、そんな事はどうでもこの際は良かったからである。
沢木が、
「ほう・・自動給餌装置まであるんか、採光、設計、飼育環境、言う事無い。鳩の状態も申し分無いわ。おまけにパイロン号系は、この鳩舎に馴染んどる。今秋は1羽も未だ落して無いんじゃったの」




