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秘めた才能
「何とのう、お前と仕事しよったら、分かった事ある。お前は徹底して、無駄、無理、無謀をせん。仕事でも何でもじゃ。それなりの考えを持ってやっとる。ほやきん、前にお前が言うた事思い出したきん、わしも挑戦して見る。もう一回」
「ほうか・・ほれは、大賛成じゃわ。既存の血統・・守る血は大事にして行かないかん、常に新しいもの見て改革じゃ、改善じゃ言うても、備わるもんがあって初めて生きるんよ。古い、既存のもんを廃する考えは大間違いじゃきんの、大化けするかも知れんの、浜やんの、浜田系」
「わはは・・浜田系ちゅう立派なもんで無いわいの」
浜田が笑った。沢木は、その足で村本の所にも行く。
「あ、沢木さん、どなんしたんですかいね、こなな時間に」
突然訪ねて来た沢木に、村本も少し驚いた顔。
「いや、仕事の話と、鳩の事、今日は両方で来たきんの」
「え・・仕事かいね?」




