表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1057/3046

秘めた才能

「おとろしい血統じゃ・・わしの最高傑作になるやも知れん、松竜号と肩を並べる・・いや、それ以上の鳩が5羽も居るじゃと・?じゅんの使翔法も、正直おとろしいわ・・」


 開函時・・・


「うわあ!分速1900メートルも出とるで、沢木さんとこ!」

「何で!松本さんとこと違うかったんな、今度の300キロも」


 長谷川が、まるで自分の事であるかのように鼻を膨らませながら、解説している。沢木流使翔法を・・。


「やっぱりな、吹田200キロレースが最大の鬼門なんよ。外すか、外さんか・・外したとしたら、どなな訓練を行なうか・・その差が如実に今回は出たんと違うな?」


 反論する者は居ない。その超スピード振りを発揮したのだ、やっと300キロレースにおいて。勿論1~5位を独占、6位の松本とは分速で200メートル近い差が出ている。鳩舎到達距離差は、6キロから10キロもあったと言う事になるだろう。圧倒的な差である・・それを長谷川が力説しているのだが、少し秋山だけは眉を顰めている。長谷川さん、人の事は良い、自分はどうなんだ?秋山はそう言いたいのだが、ぐっと言葉を飲んでいた。このレース、村本が7位、秋山も9位に入賞。分速としては、1600メートル台後半であった。8位には、木本、10位に西条が入った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ