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秘めた才能
「おう、倉田君とこはブリクー、ハンセン、ベルランジェ、南部、今西、勢山、ゴードン・・種鳩は確か30羽居るわいのう」
「あ・・はい。光栄です。覚えてくれとんですね」
長谷川が笑う。
「くく・・倉田さん、沢木さんは、連合会中の全会員の飼育羽数、飼育血統、成績・・全部頭に入っとられるんですわ。もう、凄いちゅうんは超越されとんですきん」
「うわ・・」
倉田は、目をくりっとさせて、噂に聞く天才競翔家と呼ばれる所以に驚いた。
「まあまあ・・ほなな事知っとるきん言うて、それは、自慢にゃならん・・まあ、想像するきんど、今回200キロ当日戻ったんは、西条の兄やんとこから来たハンセン系、ブリクー系が殆ど違うんかいの?倉田君」
「え!は・・はい!その通りです・・うわ・・ほなん事まで分かるんじゃあ・・」
益々倉田は驚きを隠せない。




