表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1039/3046

秘めた才能

「どんなですか、仕上がり・・200キロ吹田は、かなり悪かった見たいですわ、沢木さん」

「おう、7割ちゅう事っちゃの、帰還率・・後日戻んた鳩、明日、皆間違うて打刻せんとかないかんのう、ははは」


 結構300キロ大江八幡レースで、200キロレース未帰還の鳩が一緒に戻るケースがあるのだ。その為ゴム輪の色を変えては居るが、一緒に打刻してしまうケースが無数にある。勿論全鳩失格になるが・・そして、200キロレース後日帰りの鳩は、結果的に、以降の今秋のレースには当然乍ら見合わせる事になるのである・・


「そういや・・・200キロ後日帰りの鳩を、500キロレースに参加させた鳩舎もありますね、過去には」


 長谷川が言う。沢木は、


「はは、それ、あながち間違いとは言えんのど?長谷川君」


 きょとんとして、長谷川は、沢木の言葉を聞いた。そこへ数人が集まって来る。

 その中の一人、中村と言う60歳の競翔家が、


「そうそう・・昔はの、長谷川君、若鳩ばっかりとは限らんかったんじゃわ。成鳩の調整で参加さす鳩舎も多かった。春、秋参加させて何でいかんのじゃ・・そなな話もある」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ