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秘めた才能

「思う・・きんど、何かをせにゃならんのです。紫竜号で貴方が、苦しんだように」

「お気持ち、前から受けとっています。でも、だからこそ貴方は、今を大事にしなければならない、そう思います。私が初霜号系を貴方に託した意味も、お分かりですね?」

「無論・・食うか、食われるか、埋没するか、そこから立ち上がるんか・・この5羽の内1羽足りとも失わせるつもりは無いですきんど・・それは、閃竜号だけの為では無い、未来志向型競翔鳩の基礎源流の為にも」

「なら、大事にして下さい。時を・・貴方自身も」


 頷いた沢木であったが、閃竜号を、この北海道の大地から放鳩する事自体、常識的に有り得ない事では無いのだろうか、そして、この鳩を失う結果について考え無かったのだろうか・・それは勿論否である。香月も、それまでに多忙の中で、沢木がやって来た訓練を知らぬ訳では無いからだ。そして、それは沢木流の法則に従っていたのである。初霜号系とは全く別のメニューにおいて。又、若鳩と言えども、閃竜号は換羽の時期を迎える、成鳩。何故、この秋にそんな訓練が必要なのか。だが、1400キロ稚内GNレースを当日戻すと宣言した男。そこに一般常識的な考えでは、到底理解等不能である。香月だからこそ、この真の狙いを悟り、そして沢木の生き様に心打たれ、それでもなお、沢木の体を心配するが故に言葉を掛けているのであった。それは、まるで師父に対する思いのように。

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