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秘めた才能

「松竜号1羽のみですね、立ちはだかるのは」


 沢木は、にこにこして答えはしなかったが、肯定しているかのようだ。不確定要素が、8割以上・・その競翔で、どの鳩がトップを取るか等全く未知数・・そんな世界にあって、どうして二人は、読めると言うのか、その先を。言えるのは、沢木に至っては、参加全鳩舎、全鳩の把握がもう出来ていると言う事だ。そして、帰舎コースまで想定したシミュレーションが、その脳裏に出来あがっている。何度も言うが、そんな事は人間が想像するだけの不確定要素。しかし、二人は、脳裏に予期するのである、*俵 清二とは違う、その天恵の才能によって・・。

 話は更に続く。これこそ、何故沢木が閃竜号を使翔するのか、その心の深淵まで迫ったものであった。

*清治の能力主人公


「本気だったのですね?フェリーボートから、海上放鳩すると言われたのは」

「本気ですわ、外敵も居らん、各鳩にとっても、こなんハンディの少ないスタイルは無い。船にはGPSもついとる。今見たいな三角関数まで使うた、距離測定・計算なんぞせんでも、自分の鳩舎が、北緯何度、経緯何度言うんは、自動的に実距離が出る数式が作れる筈じゃ、ほなん事、*安西博士のご研究に比べたら、なんちゅう簡単な事じゃろか、競翔スタイルが一変するとわしは思うきんどね、どなん思いますかいね?香月博士は」


*白い雲SF編

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