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秘めた才能

「合同鳩舎、放鳩専用鳩舎・・良いですね、本当の意味でのヨーイドンが出来ます。移動に体力を消耗させるような現システムは、変わって行くべきです。沢木さんの言われる、放鳩にふさわしくない地も検討、避けるべきです。どんなに今眺めて見ても、決して競翔鳩にとっては、良い環境にはありませんからね」


 香月が言うのを深く頷きながら、沢木は、


「まあ・・300キロレースで、初霜号系のこれからは、はっきりして来ると思いますわ、松竜号が誕生して良かった・・そなん思います。ただ・・残念ながら、白川系の使翔を充分に山部さんは出来とらん。数年掛かる思いますわ、これから」

「いきなりの大羽数の委託でしたからね。それは、いかにベテランと言えども無理はありません」

「面白いのは、磯川ペパーマン系じゃあ・・見事に秋山君は、使翔出来とりますな、ふふ」

「沢木さんから見て、彼はどんなレベルにあるのでしょうね?ふふ。大型化か、小型化か・・嘗ての日下系と白川系の戦いのようです。私はどちらも正解だと思っています。ペパーマン系は、小型に属しますからね。小谷スピード系は、春ですね?佐野系と共に」

「佐野系は秋に、村本君とこに2羽居りますわ。そろそろ本領発揮すん違うんかいね、訓練の具合からして、ピークは300キロ辺りからじゃと思うとりますわ。流石に、優秀な血統ですわ」

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