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秘めた才能

「へへ・・そう言われた方が楽ですきん、わしは、何も知らん男ですきんね」


 恵比寿は、少しヤマチューに心を許したようだ。

 余談であるが、環と恵比寿は年が殆ど同じ。でも全く合わない。例えば、陽と火・・言わずと陽とは環の事で、火とは恵比寿の比喩だ。けど、大喧嘩にもならない。それは互いが全く違う価値観を持っている者と、見抜いているからだった。これも例え話、環は物事を実に正確に正しく瞬時に見分ける能力がある。そして、そこから具体的に、どうすべきかを理論立てて構築して行ける才能がある。環が入学した高等専門学校は、9割以上は男子生徒。10人足らずの女子生徒の中で、既に彼女は、自分の目指す方向を知っていたのである。普通科高校では自分の生き方は見つけられないと。父のように天賦の才能がある訳では無い、妹未優のように、瞬時に書物を暗記出来る才能も無い。しかし、物事を正しく認識し、どう進むのか、組みたてるのか、そう言う才能に恵まれていた。

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