カタカナと英語
今回は本気で雑談!
そう、いわばフィクションです!
なので専門的なツッコミは全力で断る!
……ちょっとしたトリビアとしてお楽しみください。
「アンデット? アンデッドだろ?」
なんてカタカナの表記揺れで煽られたことありますか?
作者はあります!(苦笑)
例えば寝台を意味するベッドで!
長らく作者はベットと口にしていたのですが、「正しくはベッドだよ」と訂正されたことがあります。
「うそーん」と顔を真っ赤にしながら調べたところ、それは正解でもあり、不正解でもありました。
(しかし、現在の多数派は『ベッド』なので、意味もなく『ベット』と表記する必要はない。指摘は真摯に受け止めるべき)
それはドイツ語だとベット(どちらかというベッツ?)だから!
外来語の医療用語として輸入され、その時には『ベット』と記されたそうです。
……外国語とカタカナ外国語、さらには日本語として一般化した後を比べるみたいな問題?
そしてアンデッドは――
「元の英語から考えてdeadなんだからデッドやろ」
が論拠ですし、完全に筋は通っています。
ただ――
昔のゲームやそれ系の本だと、アンデット表記が多かったんですよ(苦笑)
例の『手強いシュミレーション』問題みたいなもんです!
(あれはファイヤーエンブレムのCMも拙いけど、それ以上に日本語で『ミュ』が馴染み薄いせいもあるとか。雰囲気が『ふいんき』に誤読されるのと仕組みは同じ……らしい?)
が、やはり間違いは間違い。
可能な限り『アンデッド』と表記するべきではあります。
で、文章を発表することが多くなり、それなりに気にするようにはなりました。
もちろん、実行するかどうか別として――
真に正しい表記、もしくは表記法則
は知っておきたいところ。
が、数時間で投了!(苦笑)
うん、これ……カタカナ英語の表記揺れは気にするだけ無駄!
なぜなら英語と日本語は違う言語な上、英語では使っていない発音もあるから!
簡単に調べただけでも、以下の通りです(調査から漏れただけで、まだまだありそう)
・長音『ー』が存在しない
・促音『ッ』が存在しない
・撥音『ん』の種類があり過ぎる上、一部は英語で使っていない
・ラ行がない。L行とR行は近くて別物
あえていうのなら、近いのはスペイン訛りのR行
英語ネイティブには『ダ・ヂ・ヅ・デ・ド』に近く聞こえるとすら
・『ふ』が存在しない上、英語にはfuとhuが別物としてある
このなかでも長音『ー』が無いのは青天の霹靂!
以前、ワールドカップサッカーで日本の実況が世界で笑いものにされたと小耳に挟んだのですが、それも納得!
アナウンサーは興奮のあまり――
「ゴーーーーーーール! ゴール! ゴーーール! ゴーーーーール!」
と連呼していたのですが、あれって英語ネイティブだと――
「ゴル! ゴル! ゴル! ゴル!」
になるんだそうです。
なぜなら英語話者は「ゴー」と「ゴ」を区別しないから。
音を伸ばすのは感情の表れでしかなく、その意味には全く関係しないんだそうです。
……これはカタカナ話者との深い溝も発見せざるを得ません。
英語のgoalの発音をカタカナで表記すると『ゴオゥ』でしょうか?(これは作者がグーグル翻訳をリスニングした結果) もしくは『ゴオル』?
そして英語話者も――
「ゴオーーーーール! ゴオル! ゴオーーール ゴオーーーーール!」
なら――
「ゴオル? ああ、ゴオゥな」
と訂正する程度、「こいつ訛ってんな」で終わりでしょう。
しかし「ゴーーーーーーール! ゴール! ゴーーール! ゴーーーーール!」だと――
「ゴル? ゴルってなんだ?」と首を捻ってしまうかも?
文字数が足りなかったら、相手が親切でも推察しにくいでしょうし……もう、下手とか発音間違いとかの次元を超えている!?
……しかもゴールの『ル』は、英語にないラ行!(苦笑)
そして促音『ッ』ですが――
「アンデッドじゃねえよ、アンデエドな」
と訂正しなおすべき? でも、そんなの――
なんて嫌味ったらしい馬鹿なんでしょうか!
というか作品中で――
「アンデエドが攻めてきた!」
みたいな台詞を喋らせたら、読者さんに通じないよ! 通じてもルー大柴みたいな奴と思われる!
そして作者の作品に『リルフィー』という名前の人物が登場しますが、あれは英語話者だと――
『???ィ』となることに! もしくは『ヂヅ?ィ』かも? いや、『フ』は雑音と見做され飛ばして『ヂヅィ』?
というかラ行と『ー』、『ッ』、『フ』を黒塗りしたら、カタカナ英文なんて成立しないよ!
でも、それを使ったカタカナ英語は、自動的に間違いでネイティブには通じない!
・創世記による例
In the beginning God created the heavens and the earth.(はじめに神は天と地とを創造された)
イン ザ ビギニング ゴッド クリエイテッド ザ ヘブンス アンド ザ アース。
だけど、英語圏の人には――
イン ザ ビギニング ゴド ク?エイテド ザ ヘブンス アンド ザ アス。
もしくは――
イン ザ ビギニング ■■■ ■■■■■■■ ザ ヘブンス アンド ■ ■■■。
Now the earth was formless and empty. Darkness was on the surface of the deep. God's Spirit was hovering over the surface of the waters.(地は形なく、むなしく、やみが淵のおもてにあり、神の霊が水のおもてをおおっていた)
ナウ ザ アース ワズ フロムレス アンド エンプティ。ダークネス ワズ オン ザ サーフェス オブ ザ ディープ。 ゴッズ スピリット ホバーリング オーバー ザ サーフェス オブ ザ ウォーター。
だけど、英語圏の人には――
ナウ ザ アス ワズ ??ム?ス アンド エンプティ。ダクネス ワズ オン ザ サフェス オブ ザ ディプ。 ゴズ スピ?ト ホバ?ング オバ ザ サフェス オブ ザ ウォタ。
もしくは――
ナウ ■ ■■■ ワズ ■■■■■ アンド エンプティ。■■■■■ ワズ オン ザ ■■■■■ オブ ザ ■■■■。 ■■■ ■■■■■ ■■■■■■ ■■■■ ザ ■■■■■ オブ ザ ■■■■■。
……やばい、二行目にして八割伝わらない!
ちなみに『ッ』と『-』がふってあるのは、そこで文字数が足りてないことになります。
またandなどは「アンドじゃなくてエンドが近い」とか、Theのジとザで区別などの問題も残っているうえ……作者の知らない伝わらない理由もあるでしょう。
こりゃカタカナ英語が伝わらんわけだ!(苦笑)
日本人は英語が下手といわれるのも当然、だって喋ってるの英語じゃないんだもん!
また、理系カタカナで『ー』が省略、少なくとも単語の最後は除くとされたのも納得です。
なぜならそっちの方が、まだ正しい発音に近くなるから!
これは大人になってから知ったのだけど、中学で英語を始める前に知りたかったなぁ……。
確かに「カタカナと英語は違う」とは言われたけど、そんな十文字で済まして良い内容じゃないよ!
そんなの当然! 英語で使わない発音のオンパレードだもの!
でも、だからといって日本発音が通じない訳ではないと思われます。
有名な話ですけれど、戦後に米兵さんからタバコを進められた日本人が――
「(おらは)のまねえだ」
と答えたところ、逆にしつこく勧められたといいます。そう米兵さんは――
No money.(お金ない=だから遠慮する)
と聞き間違えたからでした!
しかし、これは一つの事実が隠されています。
moneyに『マネー』とルビをふりより、『まねえ』とした方が伝わる!
似たような話で「居乳好き?」なんてのあります。これは猥談馬鹿話ではなく、英語で――
Can you ski?(スキーできますか?)
と聞こえるってネタ。しかし、つまるところ――
『キャン ユー』よりも『きょにゅう』の方が、can youに近い!(より正しくは『きょん ゆう』かも?)
そして、ここから何を良いたいかともうしますと――
英語って旧仮名遣いでルビ振った方が、まだネイティブに伝わるんじゃね?
という作者の妄想!(苦笑)
だって旧仮名遣いに『ー』と『ッ』ないし!
『巨乳・どぅ・じゃぱにぃず?』で『Can you do Japanese?』となり、『日本語できますか?』になるんです!(迫真)
2020東京オリンピックまでに覚えておきましょう!
……なお、セクハラで訴えられても、当方は一切関知しない。
p.s.
あと、作者のカタカナ表記揺れへの結論は――
「気にしない! 拘り過ぎない! 長いものに巻かれる!」
です。
頂いた感想の転載
投稿者: 愚者の書架 [2017年 08月 29日 14時 17分] ---- ----
良い点
真面目に調べた上で投げ出すしか無いという結論凄く面白かったです
一言
僕が英語できないのはカタカナのせいなんですね!
異論しか来ないと自覚しつつ...
curuss [2017年 08月 29日 18時 08分]
頭の片隅にでも覚えていてくだされば、少しは英語の習得に役に立ちます!
……といいなぁ。
程度の、ラフなアレですから!(苦笑)
ご感想、ありがとうございました!




