巻ノ五十五 あれ?なんかいつもより話短くね?まあいっか
――こうして、卓球は終わった…
というか最終的な展開は作者2にもよく分かっていない。もう何が何やら。
卓球が終わったのに、疲れが倍になった。
…というか。
作者2は改めてこの場所を見渡す。
1人で尻相撲をしているマイクと、水分が抜けきったバイクを小指で持ち上げて小指を骨折しているグリーン先生、PKでマイクの尻を吹き飛ばすマリーベル様に、消えたハミタン。ヴェルカラは絨毯にくるまって辺りを掃除している。
「困っタンゴのカボチャドッカ~ンついでにタマゴもドビュ~ン」
「俺は、掃除ロボに、なる!!キッシェエエエエエエ、吸って舐めてええええええええ」
「oh~、マップのオカンはシャップデスね」
「ヤックデカルチャァァァアアアアアア」
最後の台詞は誰か分からない。
「とりあえず、することなくなっちゃったわね」
「ボロネーぜんぜん小豆はぜんぜんぜんお豆で大豆はでんでんでん」
「シュッピィィイイイイイイイイ」
「こうしてナカタガイの定義はplayすることにより、妻のhedが」
「じゃんがらがった~じゃんが~じゃんが~」
もはや会話が成立していない。マイクにいたっては全く要領を得ていない。
ヴェルカラは掃除ロボ『ルンバ』と化し、そこらに破壊の嵐を巻き起こしている。
マリーベル様はため息とともにスマートフォンを確認する。なにやら待ち受け画像が女の子同士の卑猥な画像だったのは置いておこう。
「なんか作者2はベタにも入れ替わりネタをやりたいらしいわ。みんな、協力して頂戴」
「そ、そんな情報をどこから」
「ラインよ」
「はぁ」
「私のライングループには、バラク・オバマからブ・ルー・ス・リー、グアムパウダ・チャ・バワムダラ、ジョン・ケネディやガンジーまでの人材がそろっているわ」
「強ええええええええええええ」
というか作者2は切実にマリーベル様のラインが気になったので、失礼を承知でラインをのぞいてみた。
するとそこには、恐るべき世界が広がっていた……
バラク・オバマ『さっき私のことを指差して笑ったクソガキがいたので、終身刑にしてやったよ(英語)』
マリーベル『国民の支持率は重要よね(英語)』
ガンジー『トウィンクルロマンス忍耐――!!(インド語)』
ブ・ルー・ス・リー『ペコペコパコパコペコペコパコパコ(英語)』
ジョン・ケネディ『あなた~のためぇに~守り~通した女ぁ~のみさ~お~(英語)』
グアムパウダ・チャ・バワムダラ『ポポポポポポイフルウウウウウ(ヘブライ語)』
マリーベル『ガンジーは最近はご機嫌ね(インド語)』
ガンジー『ミラクルドリーム座り込み営業妨害ぃぃいいいいいいいいいい(インド語)』
犬『アホか(カジキスタン語)』
「世界で最も難しい発音は、音楽家『ドボルザーク』の『ザ』の音なのよおおおおおおおおおおおおおおおお」
珍しく佐藤先生が天から降ってきて地面にめり込んだ。しかも最後のオチ担当ではない。
すると何やらみんなが寄ってきてマリーベル様のラインを眺めた。
マイクなどは興奮してラインに勝手に書きこみ、マリーベル様によって綺麗に解体されている。
ちなみに、途中で中断させられたためコメントは『チン』で止まっている。これは止めて本当に良かったかもしれない。何を書きこむつもりだったのだろう。
不意にピコン、と音がして新たなコメントが加えられた。どうやらバラク・オバマさんからのようだ。
『あなたピ――――――――――――――、』
天下の大統領様は下ネタを連発した。しかも案外レベルが低い下ネタである。マイクはますます興奮してヴェルカラと仲良く『ルンバ』になり町を破壊しつくした。
マリーベル様にいたっては「超ミサイルを用意して頂戴。場所?アメリカのホワイトハウスまで」などと言っている。
その日、アメリカの一部が地図から消滅し、新たな合衆国大統領はガンジーとなった。
黙とう―――――…
全員はルンバに向かって高速で黙とうしまくった。チーン。
ルンバは黙とうされ調子に乗ったのか、超特化型ミサイルXと化して本日未明銀河系を打ち砕いた。
その後、ルンバは『銀河系さえもぶち壊す掃除ロボ!』というキャッチコピーで全人類の恐怖の対象となったが、それはまた別の話。
というか眠い。そもそも机が高すぎて文字が打ちづらく、肩が痛くなってきた。
と、いう訳で。
「結局、人格入れ替わりしてないじゃないいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい」
佐藤先生はサンマを噛み砕いた。歯が折れて全部刺し歯になった。
ちゃんちゃん。
というかアレですよね。
バラク・オバマさんとか思いっきり名前出していいんでしょうか。