巻ノ五十二 ってか~マジめんどい~…の巻
まあ前の話を見ればお分かりの通り、グリーン先生VSヴェルカラの卓球バトルは見事グリーン先生の勝利に終わった。
というか作者2も長くココクリを見ていないので、ぶっちゃけ詳しい部分は何一つ分からない。読み返す気なんてある訳ない。とりあえず卓球バトルを終わらせよう、うん。
「第二回戦はマイクVSハミルトンよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
壁をぶち抜いて全裸の佐藤先生が現れた。どうやら温泉に浸かっている時に何かを感じて本能でここに現れたらしい。ナイスタイミング。
佐藤先生は叫び終わるとなぜか火鉢でサンマを焼き始めた。煙が充満する。と、その煙の中から卓球台を挟んで現れたのはハミルトンとマイク。どうやらスモークによる演出らしい。とても魚臭いが。
というか煙で何も見えない。この状況で卓球をするのは…うん、至難の技だろう。
「高エネルギーリン酸結合ゥウウウウウウウウウウ!」
ピコーン、と赤い光がマイクを包んだ。次の瞬間、マイクは高エネルギーリン酸結合をしていた。
「oh…ケツゴウ、とは何だかトテモトテモ卑猥な香りがシマスね…ドナシアンも真っ青デス」
「だからドナシアンって誰だよ」
高エネルギーリン酸結合をして完全変態になったマイクは、卓球ラケットを握った。ハミルトンが身構える。
「ずっぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああんんんん!!」
「!?」
……どうやら、マイクは長いセリフを言って文字数を稼いでくれているらしい。お気持ちは有難いのだが、周囲の皆様が完全にお引きになられている。
「キラッキラッ★日差しを浴びて~♪アユレディ何たら何たららん♪ハッピーデーハッピーデーサンシャインデ~♪」
いや、だから引いてるって。というか早く打て。
だが、ようやくマイクの手元から放たれたヒョロ玉なんかは、もちろん完全無欠に美少女なハミルトン様の相手ではない。
ハミルトン様が空中で華麗に360回転ジャンプを決め、鮮やかに球を打ち返す。コーンという音が心地よく響いた。チーン、マイク秒速で敗北。
「ふんぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」
なんだかマイクの扱いが佳奈みたいになってきた。文字数稼ぎのためだと分かってはいるが、ハッキリ言って気持ち悪い。
というかハミルトンは一言もしゃべらずに勝負を終えてしまった。哀れなので何か一言言ってもらおう。
「一言?あのようなチンケな勝負で、何もコメントすることなんて御座いませんわ」
……スミマセンでした。
というか駄目だ、何か暑いところに長時間いたら気持ち悪くなってきた。うん。ぐああああああああー
ここで、諸事情により卓球を中止しようかと思う。
そして、みんなでまんじゅうを食べることにした。
差し出されたのは妙に黒光りする怪しい物体X。テカテカしすぎて何だかTOTEMO卑猥だ。ヴェルカラは荒い息を吐いて、黒光りする物体Xを頭から装着した。
はう~