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夢物語  作者: 桜見夜経
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始まりの朝

「自分の中で1番昔の記憶はなんだろう。」そう思いながら僕は中学校へ登校した。今日が初の登校日だ。

両親が離婚して、それに伴い引っ越しをした。そして、転校した。つまりどういうことかと言うと今日初登校なのは僕だけなのだ。今クラスメイトの前で自己紹介してるのは僕だけなのだ。

「海野 瑞希です。皆さんと仲良くしたいと思っています。どうぞ気軽に声掛けてください。これからよろしくお願いします。」

そんなありきたりな挨拶を担任に促されながら行う。

周囲の反応はまぁ大体8割の興味と2割の警戒ってとこか。ありきたりだな。


担任に席を指定されそこに座る。まさかの1番前の席だ。はぁツイてない。


朝の会が終わり一限までの間おそらくクラスの中心的人物に話しかけられた。なんでそいつがクラスの中心的人物だとわかるかって。そんなの簡単だ1歩引いたところに5.6人立ってるし明らかにクラスメイトの視線が集まってるからだ。普通に話をしてもいいが、僕からしたらここでクラスの中心的人物の反感を買うのは避けたい。何が原因で起こるか分からないやつと話すのが1番大変だ。そう思った結果僕はトイレの場所を聞き、トイレに行くことにした。いくら彼でもトイレは止められまい。


さて、小便をしながら今朝の疑問を思い出す。

今思い出せるのはせいぜい昨日の夜食べた焼き魚の味くらいだった。あれは美味しかったな。そんなことを思っていると予鈴が鳴った。


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