表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
妹を聖女にしてくれないこの国に嫌気がさしたので、別の国に行きます。~結界を解除しますけど、仕返しの一環なので!~  作者: きゃらめるりんぐ☆
1章 聖女の意味を知らない国王についていく気はありませんわ!
4/16

さよなら、オマスペルマス

 「屋敷は〖クッピー(切り取り)&パット(貼り付け)〗で動かす。移動先はペルミルンだ」

お父様が高らかと告げる。

みんな分かったみたいね。

「ペルミルンってどこ」って言っている人もいるけどね。

夜までまだ時間がある。

私達は夜になるまで待つことに……。

いや、こうすれば……。

「アヴォンス・ハピド・ジュットンズ」

この呪文を唱えれば、時間が早送りで進んでいく。

 そして――

「ようし、夜になった! 全員屋敷の外へ出ろ!」

お父様の合図で、屋敷の外に出る。

呪文を唱えるのは、全ての魔力が一番強いエイミになった。

そのほうが、安心だから。

「〖クッピー(切り取り)&パット(貼り付け)〗」

エイミが呪文を唱えると、屋敷が丸いものに包まれて、消えた。

これを見るの、習った時以来だわ……。

「では、手をつないで円になるのだ!」

テレポーテーション(瞬間移動)〗は、何人かで手をつなげば、一人以上でも一気に移動できる。

お母様が家族といったん移動する人の移動を促して、私達は円になる。

呪文を唱えるのは、一回も失敗したことないという理由で私‼

「〖テ……あああっ!」

あれっ、やること忘れてたわ!

この地に張っていた結界を解かなくちゃ。

魔物が国に侵入するけど、もうこの国と関係はないから!

地面に膝をつき、全神経を集中させる。

「ブリジーラーバッイェノムブサント!」

これで、結界は解けた。

これは聖女にしか使えない呪文。

凄い長いのよ……。

今度こそ!

「〖テレポーテーション(瞬間移動)〗」

 サラサラ……。

何の音だろう?

それに、すごく風が心地よい……。

目を開けると、草原。

ここが、ペルミルン?

「無事についたようだ。さて、屋敷を立てられる場所を探すぞ」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ