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序章【逃亡生活開始】

この作品は完全なる私のオリジナルです。

大変注意を払いますが何かと失礼な発言・暴力的な表現があるかもしれません。

そのようなものに不快を感じる方がおりましたら、お戻りください。


「っ!!あ――――、もうっっ!!!あたしが一体何したってのよ!!」


ばひゅんばひゅんと自分目掛けて飛んでくる鉄の塊を紙一重で避けながら、私は誰にもともなく悪態をついた。

いや、本当は私の後ろで同じく鉄の塊をぶっぱなちながら着いてくる、得体の知れないこの男に対して言ったのかもしれない。

どっちにしろ、私はこの胸に溢れる苛立ちと恐怖を紛らわせるために、何かを叫ばずにはいられなかったのだ。

だから後ろのこの男が別に何かを返してこなくても全然全くマジで良かったのに、このどこか状況を楽しんでいさえする男は、律儀にも答えてくる。



「何もしていなかったら、こうして命を狙われることもなかったでしょうね」


「何余裕〜♪みたいな顔してんの!?あんた、あたしの護衛なんでしょ!?どーにかしなさいよバカ!!!」


「いくら有能なこの僕でも、足手まといが一緒なら少々厄介なんだけど」


「っ!!だ・か・ら!!その、足手まといを、護るのが、あんたの役目なんでしょうが!!!!」



だんだんと息が切れて呼吸が苦しくなってきた。

私とは対照的に呼吸に一切の乱れも見せない不詳な男に、私はさっきから苛立ちを隠せないでいた。

私が息切れしてる原因にだってなってるんじゃないの?



「僕だって好きであなたの護衛をしているわけじゃないんですけどね。・・・まあ、確かにそろそろこうして防戦一方なのも飽きてきたかな。僕らしくないし。頭、伏せててくださいね!!!」



私の神経を逆撫でしまくる男は、突然立ち止まったかと思うと胸元のポケットからなにやら拳大の黒いボールのようなものを取り出して数メートル向こう側にいた相手に投げつけた。

それからすぐに言われたとおり頭を伏せてしゃがみこんでいた私に覆いかぶさった。


―――瞬間。

地面を揺るがす地震のような唸りと砂埃が私を襲った。

彼が投げつけたもの、それはなんと小型爆弾だったのである。



(ななななななな・・・なんて事すんのコイツ―――――!?!?!?)



私が悲鳴も上げられないほどに驚いたのに対して、自分が仕出かしたこの結果を見てなんとこの男はさも愉快そうに笑っていたのである。



「あはははー!!ざまあみやがれ!!!」



――――もうヤダ。




そもそも、私が今こうしてここにいるのも謎である。

ここでアホみたいに笑っているこの男とも、私はたった数時間前に出会ったばかりであった。


初めて投稿させていただきます、じゅうくです。

まだまだ文章表現が拙いですが、楽しんでくだせれば幸いです。

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