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異世界

「うおぉぉぉーー!」


闇からの全力疾走。念願の外に出て僕は膝に手を着き息を整える。


はぁ、はぁ、、で、でたぞー!ぜぇ、ぜぇ‥‥やりきったぞー‥‥う゛ぉえ゛ !!


久々の運動は僕の身体に悲鳴をあげさせるが、恐怖から逃げ出した達成感は心の中で雄叫びを叫ばせる。


はぁ、はぁ、


ぜぇ、ぜぇ‥‥ あ゛ーーーゲホ


‥‥ふぅ。


息が落ち着いてきた所で僕は念願の外に目を向ける。


先程から足元にジャリジャリとした感覚がある為外である事は間違いない。


さて、さっきの部屋はいったい何処と繋がっていたのかそしてどれくらい経ったのか?


外に出た安心と共に次の不安が襲う。


出来れば知った場所で、会社に迷惑を掛けてなきゃいいけど‥‥


僕は膝に着いた手を離し、ゆっくりと頭をあげ、外の景色をみる。


「‥‥‥‥え?」


目の前に広がっていたのは、現代日本では見ないズラリと並ぶ木造の建物。


舗装されていない均された地面。


地面の土を巻き上げて走る馬車。


そんな馬車に道を空けながら歩く聞き慣れない言語を話す外国人の人々。


その景色は明らかに外国だった。



「うそでしょ‥‥」


目の前の景色に衝撃を受けずにはいられなかった。


外国‥‥まさかの外国。

しかも見た感じ中世ヨーロッパ風の街並み‥‥


なんだろう。予想外過ぎて逆に冷静になってきた。

まさかヨーロッパだとは思わなかったなぁ‥高卒の英語で何処まで通じるかな?出来れば場所と日にち、あと泊まれる場所とか知りたいけど、、


そんな時だった。


『トツカ レンジ さん。ようこそ、異世界へ!』


突然頭の中にソレは流れてきた。


え?


『トツカ レンジ さん。あなたはあなたの産まれた世界とは別の世界に召喚されました。』


は?え??


『この世界では、魔法という概念が存在します。トツカ レンジ さん。あなたは魔法や剣等の武器を使い、敵を倒しこの世界を平和に導いて下さい。』



まって。まって。ナニコレ?別の世界?魔法??




もしかしなくてもコレ、簡単に帰れないパターンのやつだよね??






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