表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/5

突然

初投稿です。

気がついたら僕は見覚えの無い場所で横たわっていた。


何処だ?ここ?


辺りは薄暗くよく分からないが、室内である事がわかる。


僕は身体を起こし、身体に異常が無いかを確かめていく。

手足は、よし、動く。服も‥‥良かった。ちゃんと着ている見慣れたスーツだ。就職の時に買い換えたメガネも壊れた様子もない。


「あー、あ〜〜」

声も出る。勿論響いた僕の声も聴こえる。


怪我も無いし、調子が悪い事も無い。強いて言うなら寝ていた床が石造りだった為か背中が痛い。


首を回して辺りを見渡す。やはり見覚えは無いが、小さな部屋である事が分かった。


うわ、殺風景だなー


部屋は床同様石造りであり、灯りは壁に着いた蝋燭のみで、他には何も見当たらない。


ある物と言えば何処に繋がっているか分からない扉だけである。



何か手掛かりはないか?

僕は寝起きで回りの悪い頭を回し記憶を掘り起こす。


取り敢えずココは何処だ?

分からない。


そもそも僕の名前は?

戸塚 蓮司 トツカ レンジ


良かった。覚えてる。


他に覚えてる事は‥‥

年齢は20歳


高校を卒業して大学へ行かず運良く第一志望の会社に就職。現在会社員。

趣味は特に無いが暇な時間はスマホやテレビで時間を潰している。そんな平々凡々とした生活を送っていた。


そして今日(?)は確か、いつも通り会社が終わって、いつもの電車に乗った。その後は、、、そうそう!確か昨日は遅くまで飲んでいたんだ。


20歳になったからお酒が楽しくて、定時に上がった日は良く飲みに行くんだよね。


っと、今はそんな事より記憶を掘り起こさなきゃ。


えっと、それで昨日はあまり寝て無くて、なんとか仕事は乗り換えたけど、帰りの電車に乗ったらウトウトしてきて、どんどん意識が遠くなっていって‥‥



‥‥その後から覚えてない。




んー、手足は縛って無いし、監視と人もかもいないから拉致とか誘拐では無さそうだけど、、不安だな‥‥


そもそも僕はどれくらい眠っていたかも分からない。1日、2日?いや、もしかすると一週間?


そんな事を考えると不安は僕の中でどんどん大きく膨らんでいく。



もう少し気持ちを落ち着かせたいけど、いつもでもいる訳にもいかないし‥‥


僕は不安ながらも腰を上げ、お尻の砂利を払う。


さて、出発しますか!



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ