独りの嘘吐き
処女作です
私は詐欺師だ
この世に生を受けたその時から嘘ばかりの人生だ
どんな事を口にしても虚を混ぜてしまう
おかげで面接には困らない等、役には立ったが不便の方が多かった
まず、誰も信じられなくなった
自分の嘘を他人に押し付け
他人を嘘つきに仕立て上げる
詐欺師だからこそ自分は他人にそれをされるのが怖くなり、信じるのを辞めた
次に、誰も信じてくれなくなった
これは当然だろう
自分を信じぬ者を信じようとは誰も思わない
こうして私は独りになった
最後に、自分が消えて無くなっていく
嘘にまみれ自分で自分がわからなくなっていく
私はもうすぐ消える
嫌だ
消えたくない
まだ生きていたい
誰かと触れ合っていたい
関わりを持っていたい
もう独りは嫌だ
誰か
私を
僕を
見つけて……
如何でしたか?
拙い文章力で本当に申し訳ない
こんな作品を最後まで読んで下さり本当に、本当にありがとうございます!