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名無しの騎士  作者:
2/14

 千と百年前、この世界は一度壊れた。


 そういわれるほどの天変地異が静まり、生き残った人間は戦慄した。

 青かった海は毒々しい紫色に変色し、猛毒に侵されていた。大地は枯れ、建物のことごとくが倒壊し、森は毒素を受けて枯れ、または変異していた。

 湖や川の多くは毒に侵されていなかったものの、突然変異によって水棲動物が凶暴化・巨大化をしてしまい、近寄る事さえできない。山は枯れ、大地は崩れて地形を変え、火山は噴火した。

 いくつもの島が沈み、余波を受けて沿岸部が崩れ、毒の海へと消えていった。

 絶望の中、人間は死に物狂いで命をつないだ。


 この混乱期は百年続き、その間の歴史は存在しないため、『無の一世紀』と呼ばれている。


 歴史を記す余裕も、それにく力も残っていなかったのだ。

 生活の確立。技術の向上。ようやく世界が安定し始めた頃、新たな恐怖が出現した。

 毒の海や森から生まれた突然変異の怪物、毒獣ギフティオが人間に猛威をふるった。

 新たな恐怖は、同じく突然変異をおこした人間によって払われた。


 特殊能力を持った子供達の出現。


 能力フェカイトを持つ子供達は、毒獣に対抗する唯一の希望であり、人間にとっての最大戦力となった。

 その時から千年の時を数え、未だ、毒獣の脅威は続いている…。

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