Game 7
初めて小説書くんでまだまだ乱文ですが、
感想よろしくお願いします。
Game 7
「でも、ゲームってどうするの?投下されるコインを拾えって……」
玲菜はまた不安になった。
『それだはこれよりボーナスゲームを開始いたします』
仮面の女がそう言うと、がこんと何かが開いたような音がした。
「な、何よ……」
春が警戒してあたりを見回したが、何の変化もない。
すると、
「いてっ」
頭に何かが当たった。それは金属音を鳴らし地面に落ちた。
「コイン……?」
「春、天井!」
春が天井を見上げるとちょうど春の頭上に位置する天井の部分がぱかりと開いていた。
「あそこから、コインが落ちてくるわけね」
春は分かったぞと呟き、天井の穴を見つめた。が、コインは落ちてこない。
「ねぇ、どーなってんの?コイン落ちてこないんだけど!」
春が叫んだ。
「これがコインかぁ」
玲菜は先ほど春の頭に当たって床に落ちたコインを拾い上げた。その瞬間、
『ゲーム終了です』
女が冷たい声でそう言った。
「え?」
2人は声をそろえて言った。
「まだ一枚しかコイン落ちてきてないんですけどっ」
春が不満そうに女に問うた。
『ええ。そうです。このボーナスゲーム、投下されるコインは一枚のみとさせていただきます。命は、そうたやすく手に入れられるものではありませんよ』
「意味わかんない」
春は苦笑した。
『では、先ほど申しましたとおり、コインは命の源です。その命がないとすれば、死ぬしかありません。ということで、今現在コインをお持ちでない神崎春さんには、死んでもらいます』
「は?何言ってんの?死ぬ?コイン?大体私達ゲームなんか参加した覚えないだけど」
春が女に講義すると、
「春、おかしいよ……」
と玲菜がか細い声で言った。
「うん!絶対おかしいよね、こんなの」
と春は腕を組んだ。
「いや、そうじゃなくって、何で、あの人春の名前知ってるの?」
「え?」
そうだ、確かに私はここに来て一度も名乗っていない。しかしさっきあの女は確かに私の名をフルネームで言った。
「どーゆーこと?」
春が首をかしげた瞬間、何かがものすごいスピードで春の頭上へ落下してきた。