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2 混迷

2 混迷


ソフィア•フィストメイト侯爵令嬢は3日寝込んだ後、目覚めました。

「良かったですね。母様。」

「お嬢様の御機嫌が良くなられて良かったです。」

「娘と二人きりにしてくれませんか?」

ターディクリスフィはそういうと、使用人を部屋から出しました。

「ソフィア。お加減は良いのですか?」

「ええ!あの、その。」

「どうしたのですか?」

「お、お母様!まだ、病が、ちょっと。お体に触りまして、とにかくゆっくり、あの、まだ入ってきちゃ駄目です!」

ソフィアはそういうと、ふかふかのシーツにくるまってしました。

「…分かりました。少しお加減が、悪くて話せる状況でないと。」

ソフィアのお母様、ターディクリスフィは部屋から出ていきました。

ソフィアは混迷を極めました。

(今のが、お母様!?何で今世の記憶がないの!?)

ソフィアはシーツから出ると、茫然としていました。

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