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episode 9 鏡越しのような二人

ある少女がある敷地内森の中を歩いていた。

ガサガサという森の中特有の音がこだましている。

いつ何が出てきてもおかしくなさそうな森の奥深くを彼女は歩いていた。

たまに人を見かけることがある。

ここは魔法を失敗してもバレないのでスキルアップのために練習している人が多い場所だ。


彼女はある洞窟の前で立ち止まり、そのままその洞窟のくぼみで練習を開始する。

自分の得意な属性である水と風を合体した特殊魔法を使い練習をしている。

彼女にはどうしても負けたくない人がいた、、、。



彼女が練習をしていると、そこには彼女があいたくない人がいた。

それは彼女と全く同じ顔の少女だった。


彼女にはどうしても負けたくない人がいた、、、。

何をやっても比べられた。

勉強をしても、スポーツをしても。

どれも、その人には勝てなかった。


でも、大半の人は言う。

「お姉ちゃんなのにね。」と。

おねえちゃん、おねえちゃん、おねえちゃん。


おねえちゃんとして生まれただけでこんなに人生が辛いなんて。


今までのなかで妹に勝てるものはなかった。

だからこそ、妹より強いと認められた魔法は私の生きる理由になった。

でも妹は私を脅かす存在だ。


必死に練習しても勝てない姉と、天才の妹。


両親だって、妹のほうがかわいがっていた。

そんな妹に勝てたものを妹に取られたくない。だから必死に練習していた。


彼女はその自分と同じ顔の少女に

「私の前に来ないで!」というと、

言われた少女は

「なんで?別にいいじゃん。」という。

彼女は

「練習しているときに来ないでよ!あんたにはわからないでしょ。

おねえちゃん、おねえちゃんって、、、。

もうこんな行き方するのがいやだ。

私も妹に生まれたら良かった!」

というと彼女はそこを立ち去ってしまった。


そこには

「なんで、姉さん、、、。」という声がこだましていた。



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