episode 2 ある満月の夜
episode1で言ってなかったのですが、
第一章は、一話で完結する小話です。
実は、全部繋がっているのですが、、、。
そこも、ぜひ、考えてみてください。
ある高い塔の上に1つの影があった。
よく見てみると、
そこにはこんな時間にいないはずの中高生と思える少女が佇んでいる。
今日の朝見た少女と違い、彼女はオレンジ色の瞳を揺らしながら街を見下ろしている。
すると彼女は動きを止めた。
彼女の瞳はある場所を射抜いている。
彼女は
「目撃証言と同じ。一人で仕留められそうね」と呟いて、
高い塔から飛び、ある湖にたどり着いた。
その湖は普通に見える。
ただその湖の真ん中に女性がいる
いや、女性の妖怪がいる以外は。
彼女は妖怪の女性の瞳を見つめてなにかしているように見える。
10分たっただろうか。
彼女はその妖怪と話し終えると
ブツブツと唱え始める。
「彼女の行くべきところに戻れ」
そういうとその妖怪は彼女に手を振り成仏していったのか空に消えていく。
彼女は
「あとはお任せください。」
と言ってノートになにか書き綴る。
どうもあの妖怪はなにかやり残したことがあってとどまっていたようだ。
彼女はするとそこを立ち去った。
晴れ晴れとした笑みを浮かべて。
次の日
彼女の姿はある住宅街のところにいた。
彼女が話しかけているのはある少女。
話しかけられている少女は奇しくも、昨日見たあの妖怪と雰囲気が似ている。
彼女は少女になにか言ったあと、
少女に昨日彼女が書いたのだろうか手紙を渡した。
すると少女は
その手紙に入っていた紙に書いていたことを見て泣き、
「ありがとうございます」とぼろぼろ泣いていた。
そこには
病気で亡くなった彼女の年離れた姉から妹へ向けた
文章が綴られていた、、、。
*
私の可愛い妹へ
これがあなたに届いているということは
彼女が私の最後の願いを叶えてくれたということでしょう
私があなたに伝えたいのは無責任にもほどがあると思うけど
元気に生きてほしい
ということ。
お姉ちゃんはあなたの笑顔が大好きだよ。
これからも遠くから見守っているからね。




