第93話 再就職
|д゜) スカッとドロドロ
昼まで寝て、教授に連絡していつもの夏休み前の飲み会に参加することを連絡しておく
どうせ教授の部屋に行って近況を話したりもするんだけどね、先生がうっかり忘れたときのためにも連絡一方入れとかないと
うー、おなかぱんっぱんだわぁ
デキる女、かっこよくて美しくて完璧
そう言うの目指して頑張ってきていて朝のランニングや筋トレ、食事を暴飲暴食しないってのは日常になっていた
昨日は体型維持も気にせずよく食べてよく飲んだ、ぽっこりお腹がそれを物語っている
メールチェックで馬鹿から連絡あり
-会社の備品を持って帰るとは何事だ!損害賠償請求するからな!嫌ならさっさと持ってこい!!-
-おはようございます、エアーコンプレッサーであれば私の私物です、経費削減に何処かの上司が手動ポンプを使えとかふざけたことを言いましたのでホームセンターで買ってきて使ってました、急ぎならホームセンターに行けばありますよ-
馬鹿はやはり馬鹿である
レシートと購入した時の写真を送りつける
私物とはいえこういう事が起こるかもしれないって思って写メっておいて正解だった
だいたいあの馬鹿は結婚式って言ったら風船だろ?リボンだろ?スモークだろ?レーザーだろ?とライブ会場と間違っていた気がする
風船は片付けは大変だし、古いエアーコンプレッサーが壊れたときなんか一日中足で踏むタイプの空気入れで風船を作っていた
スモークも設備がないのにやるもんだから一度火事かと思われて火災報知器を鳴らされた
お客様が第一だし新しいアイデアは良いのだけどうまくいった手柄は「どうだ俺が考えたんだぜ!」って何度も自慢してくる割に一番大変な片付けを押し付けてくるしエアーじゃなくてガスでふんわりさせるタイプの風船だってエアーでできるだけ減らして経費削減してた、針金使うほうが高いんだが?
後輩からも連絡はいってた
-先輩、おはようございます、久しぶりにずっとシュポシュポ風船の空気入れやってるんですけどコンプレッサーって先輩の私物でしたよね、支配人がブヒブヒいっててうるさいので確認です、私は先輩の味方ですからね!-
-ありがとう、そのことで「会社の備品」ってたわけたこといってきてるけどあれは私の私物で間違いないわ-
まだまだ、あの式場とは縁が切れそうにないな
教授に事情を話して関係者を集めてもらう
他の学部の教授も来てくれて協力してくれることになったがまだこの人まだいたんだって方も結構いた
「春日井さんがそんな事になってたなんてね、わかった、君はどうしたい?」
「私は・・・」
恨みはないが最後に私の仕事のモットーは「お客様第一」それと「来てくださったお客様全員を大切にする」の2つだ
吉川たちは騒ぎを起こすだけ起こして、普通に警察沙汰の暴力までしてくれたからそもそもお客様ではない
だが春日井様被害者は違う、真っ当に来てただただ被害を被ったお客様だ
私もそうだったが、いや私よりも酷い裏切りを受け、今なお酷い状況にいる後輩でもある
だいたい、自分からつきまとうように結婚してくれといっておいてその彼女が病気になったら別れて他の女と浮気?ふざけてやがる
この件はわたしが手を出せば届く距離の話だ
私が動く正当性もあるし、余計なお世話ではあるとわかった上で首を突っ込ませてもらおう
この件を無視すれば私の交友関係にも関わるしね
どんな形にせよはっきりさせないといけない
私の同期は流石に来なかったが私が結婚式を担当した後輩たちが来てくれた、今でもお中元や年始の挨拶は欠かさないしちゃんと繋がりがある
クビになった経緯を話すとすごく怒っていた
いや、会社の馬鹿のせいでのクビってのがほとんどなんでそこは吉川はちょっとしか悪くないのだが
「ただ、春日井、今の4年の後輩は助けたいの、ちゃんと裏もとったわ」
「わかりました」
会場はみんな入れる居酒屋系で後輩の営業してる店だ
どうせなので後輩の友達も呼んでくれたり私の友人も呼んで店は埋めておく、事情を知らない他の客はいない
飲み会は少し緊張したものになったが私が気持ちよくハイボールをカポカポと飲んだ
何をそんなに楽しんでいるんだ?そう目線を送られるが逆にやるのは後半からだと知らせて今は楽しく食事させる
チキン南蛮自家製タルタルうっま!!?
チキン南蛮はどこで食べても美味しいがこれは別物だ
何が違うんだこれ、あ、何年か前に話した海外での揚げ物話で「生地にも味を結構つける」とか「世界のビネガーの話」とかしたことがある
それに最近のタルタルソースで使うピクルスの種類の話しを大将としていた
多分凝り性だからめちゃくちゃ研究したんだろうな、こんな組み合わせは他では食べたこと無い
表面はカリッとしつつも身に近い部分はしっとりさも兼ね備えた衣
固いすじなんて一つもなく柔らかく、でも歯が肉を噛みしめるとちゃんとでてくる肉汁の旨味
そして甘酸っぱさと酸味でくどさをなくし、むしろ食欲を引き立たせ、わずかにスパイシーさが香る飴色のソース
これだけでも美味しいのに、いつだって味を変えられるぞと言わんばかりにしゃきっと軽く気持ちのいい食感の交じるこってりとしたタルタルソースがのっていてそれを食べると・・・くぅ~!!!ハイボールが進む!!!!!
ご飯でもかきこんでみて「何しに来たんだ」と言わんばかりの目線が後輩から見て取れた
なんじゃい、うまいんだから良いだろ
吊し上げと事実確認を始めると腕とか見せられるがアザか?うっすらだし手の形かもわからない
正当防衛だと言われても止めようとした子供殴っただけでアウトだろ・・・小中学生に見える子供を蹴るなんてとんでもない
そもそも正当ですら無い
これから吊るし上げようって時に黒葉さんが言ってくれて助かった
春日井さんの親友らしく春日井さんに何が合ったのか説明してくれて、おそらく中立や知らなかったと思われる人がはっきりと区別できた
下を向いてブツブツ言い始めた吉川と何を言っても動かなくなった坂上は放置して周りの奴らにも聞いていく
春日井にアカウントを見せてもらった時に加担したのはお前らだったよな?
言いたいことをすべて言えて、大体全部坂上とその取り巻きに騙されていたことがわかった
女の子で坂上とも春日井とも仲が良かったけど春日井を攻撃してしまったって子がいて、坂上のスマホを取り上げて全部見始めた
後輩共が暴れる坂上をちゃんと羽交い締めにしてくれて全容が把握できた
とは言え吉川も最低すぎるだろう
別れるにしても別の女とのベッドシーンを送るなんてドクズじゃないか、いや、これは坂上の独断か?
どっちにしろそれにのっかって病床の彼女を足蹴にするようにして別れた屑だが
「とにかく、やってしまったことは取り返しがつかない、春日井くんには君たちを訴える権利がある、謝罪する気があるなら謝って、その後は春日井くん次第だ、もしも訴えられても君たちはそれだけのことをしたんだからね?」
と湿った空気を教授が正してくれて助かった
スッキリ!!!!
人のスマホを奪って無理やり見るのはダメだとは思うけど、うん、仕方ないよね
「あ、あの、三上先輩」
「ん、黒葉、さん?だよね?どうかした?」
春日井さんの親友で少し背が高めの子だ、この子も肌綺麗だな、前髪が少し長すぎるのはもったいないが若いって良いな
「送りますので乗ってください」
「え、いやいいよ、近いし」
「話したいこともあるので」
「・・・わかった」
なんだろう、結構大きな話になったしなにか言いたいことでもあるのかな?
暴力・・はないと思いたい
うっ、食べすぎてシートベルトがちょっとつらい
「あの、元杉神官とレアナー様に聞いたんですが結婚式のプランを説明していたおねぇさんって三上先輩でいいんですよね?」
「え?あ、そうね」
何の話かと驚いてしまった、レアナー様って神様だよね?あの場にいたの??
てっきり大学内の話かと思っていたから予想外である
「よかったらなんですけど、結婚式に詳しいならうちで働きませんか?」
「詳しく聞かせてもらえるかしら?」
評価やコメントなど、飯テロだと思った方はよろしくお願いします✨
僕は皆様に評価いただけて嬉しくて書けているまであります(*´ω`*)




