表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
少年神官系勇者―異世界から帰還する―  作者: mono-zo
―異世界から帰ってきた少年―
30/618

第29話 常識皆無の平凡な日常


ボケっとした内田さんだったがすごくお礼を言われて別れた


そのままビルでスマートフォーンの充電をして寝た



・・・いやあんまり寝られなかった



向こうでは深夜でも魔物の声が聞こえることはあったのだがこちらのように車やバイク、ブレーキに電車の音はしなかった



ブロロロロ、キーーン、ゴドッゴドッ



向こうにない音がすごくうるさくて眠れずに何度も寝返りしてしまった


明るくなってきたところで僕は一日掃除をした


片付いてるとはいってもほこりは積もってるしどこに何があるのか把握したい


1階右側はダンボールとかばっかりでいまいちわかんない、1階の左側は改築中っぽくてなんかコードとか吊り下がってる

2階と3階は仕事用スペースって感じで机とかある

4階はどの部屋も何もない

1~4階はエレベーターがありその上の屋上へは階段で上がれる


廊下とトイレと4階の自分の寝てたスペースだけ掃除して1階のダンボールを端に寄せていく


暗くなってきてスマートフォーンでニュースを見ると光がどうとか宇宙人だとかガンマ線だとか病院の奇跡だとか色々話題になってた


へー、どこの話だろ?あ、子猫の動画更新されてる!



メッセージが来てた


康介伯父さんからは


-大丈夫か?ちゃんと食ってるか?あまり騒ぎを起こすなよ?-

-検査検査でなかなか退院できん-


はるねーちゃんからは


-心配だから行きたいんだけどどこにいるの?-



返事を書いて仕事に戻る


外の窓の掃除だ、収納から金属製の桶とモップを取り出して外で窓を拭いていく


杖の上に立って壁や窓をゴシゴシこする


きれいになるの気持ちいーなーって掃除してたら周りが騒がしくなってきた



・・・・・!!!

・・・・!!・・・・・・・!!

・・・   ・・・・・・・   ・・・・・・・・!



みんな僕を見てなにかいってた


【飛翔】の魔法を使うとあんまり周りの音聞こえないからなぁ


あまり騒ぎにするとまた康介伯父さんにげんこつされるかもだし屋上まで飛んで戻って別の作業をしておく



ビルの外がガヤガヤうるさいがそのうち静かになった



今日は屋台で買っていた魔物の肉の串と魚のスープを食べる


肉は微妙に美味しいが筋が硬い、はちみつみたいなソースが肉と良く合ってる


ソースと肉汁は美味しいのだけど噛めば噛むほどに苦味が出てくるし噛み切れない


魚は・・なんだろ?歯に粘りついて身がほどよく・・・まずいかな?うん美味しくはない


神様には個包装のお菓子をお供えした



「ごちそうさまでした」


<ごちそうさまですぅ>



今日はもう、そのまま寝た


朝になって昨日作った張り紙をビルに貼っていく


メッセージを見ると金道さんからすごいお礼が来てたのと伯父さんからも顔を出せと来ていたので病院に行くことにする、今日は急いでもないしゆっくり行こう



杖を取り出して【飛翔】を使う



ここに来たときも思ったが電線が結構邪魔で引っかかりそうになる


ふわふわ飛んでると下から人が見上げてくる、少し手を振っておいた



・・・・はっ!今看板持ってたら目立たないか!?


評価やコメントなど、ぜひぜひよろしくお願いします✨


僕は皆様に評価いただけて嬉しくて書けているまであります(*´ω`*)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ